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虹と花とキミ達と 1 《気象系》

第19章 独走と迷走の行先


大野視点

乾杯をしたグラスに入っているビールを一口飲む。

(ちょっともビール感がない…アルコールのあるジュースだな)

M「地ビールって言うからどんなのかなって思ったけど…イケル」
 松潤がビールを見ながら言っている。

(松潤のはイケル口かぁ…おいらの…)
「そうだねぇ…ジュースみたい」
(かなぁ。まー色んなのがあるさ…地ビールだもん…)

N「俺はいつものがいいかなぁ…」
 和也がボソッという。


「そう?」
(和也も好みじゃなかった?)
「いいんじゃない?せっかくのハワイなんだし」
グラスを口につけた状態で和也に言う。


(他の飲んでみても…いいんじゃね?潰れても、メンバーだけだし…)

 和也がふっと笑う。


A「大ちゃんのも飲んでみたい!」
 相葉ちゃんが俺のグラスに手を伸ばしてきた。

(飲みたいの?)
「いいよ!!」
グラスを相葉ちゃんに渡そうとする。


タン!と音を立ててテーブルにグラスを置く翔くん。


(あれ?もう飲んだの?)


A「飲み比べするんだから、全部飲んだらダメだよ!」
 相葉ちゃんが口を尖がらして翔くんに近づく。


N「はいはい!!」
 和也が立ち上がった。

N「時間も遅いので、食事してください!!」
 和也が翔くんとおいらに箸を渡していく。


M「そうそう。あったかいスープもありますよ」
 松潤がスープの蓋を開けて、なにかのアピールする。

(良い匂い…コンソメかな?)


A「潤ちゃんの気まぐれスープ?」
 相葉ちゃんが皿を持って松潤の方に向く。


M「気まぐれって言うなよ」
 潤くんの口角が上がる。

N「じゃ、適当スープ」
 和也がニヤッと笑う。

M「それ、傷つく…」
 松潤が蓋を持っていない方の人差し指を和也に向ける。


「おいしい?」

M「もちろん♡」
 松潤がニコッと笑う。

「じゃ飲む」
深皿を松潤に渡す。

S「俺も…」
 翔くんも皿を持つ。

A「いっぱいください!!」
 相葉ちゃんが松潤の手元に皿を置く。

M「沢山ですか?」
 鍋ごと渡そうとする松潤。

A「いえいえ、適量でお願いします」
 皿を指さして笑いながら言う相葉ちゃん。

松潤がスープを一番に注いでくれて渡してくれた。

(スープ熱いのかな??)
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