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虹と花とキミ達と 1 《気象系》

第17章 相葉氏の部屋に集合。


櫻井視点

智くんの「要らない」の言葉に潤が一生懸命“食べて”と説得しているのを横目で見ながら、

ワゴンに乗っている‘つまみ’のつもりで頼んだジャンクフードをサイドテーブルに、
金属バケツに入った瓶ビールは、バケツごとワゴンの上の段に移動させる。

(あ!“Local beer”説明のカードがある!

 よかった。
 情報のないのって、不安なんだよね)



M「明日の本リハの為の体力作りだと思ってね」
 潤が智くんの肩をグイグイ押して無理に席に座らす。

 智さんが小さく抵抗している。

(このままだと、潤に主導権取られるな…)

M「これくらいならいけるでしょ?」
 潤が笑顔で料理を指さしいる。


長方形のテーブルに座っている智くんの隣の席の椅子に手を伸ばす。


「俺。ここに座っていい?」
智くんの返事を待たずに引いて座った。


O「う、うん」
 智くんがうなずく。

『もう、座ってるじゃん』って智くんの目が言っている。


(だって、座りたいんだもん!)
智くんにニィって笑ってアピールする。



N「私は、ココです」
 ニノが席に着く。

A「じゃ。俺はココ!」
 雅紀が一番広い向かいの椅子に座る。


M「じゃ、俺ここね。相葉くんもっと寄って!」
 潤が雅紀を座った椅子ごとニノの方に押す。


A「わー危ないよ!」
 雅紀は椅子に座ったまま何とかバランスを取って壁側にずれる。


N「ちょっと、私の場所に接近しすぎ!」
 ニノは手で雅紀を制している。

智くんがククッと肩を揺らして笑った。



M「五人だけの前々夜祭をはじめよう!」

潤の一声で雅紀が立ち上がってビールを金属バケツから出し始めた。


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