第17章 相葉氏の部屋に集合。
大野視点
M「そんな事、言わないで!ね?」
松潤がニコニコしながらおいらの手を引く。
引かれていった席の前の料理は、明らかにみんなの量と違う。
M「明日の本リハの為の体力作りだと思ってね」
松潤がおいらの肩をグイグイ押して席に座らす。
(俺の…分?…)
椅子に座って、肩を抑えられているから、後ろに立つ松潤の顔が見にくい。
無理に首だけ回して見上げると、太眉の男前が笑顔をくれた。
M「これくらいならいけるでしょ?」
松潤が料理を指さす。
その指された料理に視線をもどすと、隣側の椅子を引く翔くんが見えた。
S「俺。ここに座っていい?」
翔くんが、おいらに質問しながら席に着く。
「う、うん」(もう、座ってるじゃん)
翔くんは、いつもこうだ。
もう自分では決定事項なのに、ちゃんとおいら達に意見を聞く。
(なんだよ。
その可愛い顔して…おいらが何か言わなきゃいけないの?)
N「私は、ココです」
ニノが席に着く。
A「じゃ。俺はココ!」
相葉ちゃんが一番広い向かいの椅子に座る。
M「じゃ、俺ここね。相葉くんもっと寄って!」
松潤が相葉ちゃんを椅子ごとニノの方に押す。
A「わー危ないよ!」
相葉ちゃんはよろよろしながら椅子に座ったままガニ股でニノの方に近づく。
N「ちょっと、私の場所に接近しすぎ!」
相葉ちゃんの接近を嫌がるような口調で赤くなるニノ。
(ふふ…天邪鬼ニノ。素直な和也に戻れよ…)
N「ん・・」
(やべ、ニノに睨まれた!!)