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虹と花とキミ達と 1 《気象系》

第17章 相葉氏の部屋に集合。


二宮視点

マーくんと部屋の内側で待っていた。


O「こんな感じ…」
S「うん。で、もう…」


扉の向こうの声が‘俺’には聞こえている。

{二人とも穏やかだ}

≪ああ、俺たち『嵐』にはあの二人の穏やかさがないと成立しない≫


コンコン コン
 控えめなノックが聞こえてきた。


背後に潤くんの気配を感じて、マー君の手を離す。


A「どうぞ!」
 横に立っていたマー君が嬉しそうに扉を開ける。



 扉の向こうに、血色の良くなった智さんと寄り添う翔さんが立っていた。


A「リーダー待ったよ♪」
 マーくんが両手を広げて迎える。


O「ああぁ…おまたせ」
 頭を少しかきながら、部屋に入ってきた智さん。


 マー君が照れている智さんを抱きしめる。


 二人をニコニコ笑って見ている翔さんに潤くんが声をかける。


M「翔さんの頼んだルームサービスも来たよ♪」


S「ビール飲みたい♪」
 潤くんに少年のような笑顔を向けた翔さんはそのままキッチンに向かう。


A「飲もう♪」
 マー君が大きな声を上げて、翔さんの方に走って行く。

 その後ろを嬉しそうについて行く智さん。


(良いおじさん達が子供みたい…)


潤くんと目が合う。

潤くんの頭に犬耳、背中側にふわふわの尻尾が見える。

(あぁ…また…背負(しょ)ってる……)
自然と顔が緩んでいた。

(潤くん…いまアナタ潤犬ですよ♪今日は…指摘しないでおきましょうかね)
 

潤くんがセッセと用意していたテーブルの方に向かっていく。
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