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虹と花とキミ達と 1 《気象系》

第11章 俺たちの専属


「じゃ…えーと」

智専属「…橋本です」
 いやな顔をせず、ほほ笑んでくれた。

「ごめん。橋本マネ…どんな感じだった?詳しく教えて!」


橋本「そうですね。
  甘みのあるお酒と表現するのが妥当かと…」

犬養「お酒の情報をメモにまとめました」
 犬養が尻尾を振っているような勢いで俺に近づいてきた。

渡されたメモには、びっしりと情報が書かれていた。


「びっしりだね。助かるよ。きっと、翔さんが情報欲しがるから!」
ニコッと笑う。

犬養「ですね!櫻井さんに教えたいですよね」
 犬養が嬉しそうな顔している。




浜地「……いえ…が届きましたら、ご連絡します」


「ニノが何か用事いってきたの?」

浜地「……いえ、ゆっくりしたいから…と言われました」
 歯切れの悪い浜地さん。

(ニノ…どっか調子悪いのかな?後で本人に、確認してみよう)


浜地「所用もありますので、私はこの辺で、失礼します」
 浜地さんが部屋から出て行った。

吉桜「僕も、警備につきます」
 45度の礼と挨拶したあと、部屋を出ていく。


本郷「堅いね…僕も行こうかな?それじゃまた明日。相葉くんたちによろしくね」
 手をヒラヒラ振りながら本郷君も出ていく。

橋本「…失礼します」
 立ち上がってお辞儀をする橋本さん。


俺の専属と運営スタッフを残して、メンバーの専属は部屋を出て行った。



嵐の専属は“独特な雰囲気を持つ個性的なメンツ”

(それぞれに個性的な力があって、
 その力によって、俺たちは守られている…)




「犬養」
部屋に犬養と俺だけになってから、低いトーンで犬養を呼ぶ。

犬養「はい」
 そのトーンの時の俺に対しての態度で返事をする。

「俺がいない間、コンサート会場でもめ事はなかったか?」

犬養「ありません。
  今回は…かなり、参加スタッフを絞りました。
  ゆえにスムーズです」

「そうか…」

(コンサートは俺たちの大事な大事な場所…
 もう、あんな事件は起こさせない。俺が地面を…)


「いいか!毎回だけど、俺たち“WolfDog”が地面護るんだぞ!」
犬養をしっかり見つめて言う。

「はい。任せてください」
 犬養も強い眼差しで返してくれた。
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