【イケメン戦国】 戦国武将へのサプライズ<R18>
第5章 ~コノハナサクヤヒメ~<裏なし>
政宗特製の料理を囲み、武将達が宴を楽しむ。
なおは一人一人に酌をして回り、言葉を交わしながら笑顔を浮かべている。
ひらひらと散る桜の中で見るなおは美しく、独り占めしたいという子供じみた欲が湧く。
光秀「なお」
手招きされ、なおは光秀の隣に腰を下ろした。
光秀「宴会芸には自信があると言っていただろう。いつ披露する?」
「えっ!?」
意地悪な微笑に、なおが慌てる。
「誰もそんなこと・・・」
光秀「この花見の発起人はお前だろう?色物は任せろと言っていたではないか」
「ちょっ、 光秀さん、何の話を・・・」
信長「ほう、それは楽しみだな」
「誤解です!!」
なおをからかうことで、いつも自分を誤魔化していた。
弱り切った表情で慌てるなおが愛らしく、胸の奥が疼く。
自覚はしている。この痛みは・・・