【イケメン戦国】 戦国武将へのサプライズ<R18>
第4章 ~信長´ 罰ゲーム~
「楽しい事や、喜んでもらえそうな事はいくらでも浮かぶのに・・・」
色々と考えてはみたのだが、信長様を困らせるようなことは思いつかなかった。
どんなに忙しくても、二人で過ごす時間を必ず作ってくれる。疲れていても、私に微笑み、抱き締めてくれる暖かさ。
「だから、罰ゲーム、何も思い浮かばなかったんです」
上から信長様の顔を覗き込むと、
「いつも私の事を大切に思ってくださり、ありがとうござます。 ・・・愛しています」
素直に告げた。
信長「いや、今貴様は俺を困らせている」
「え・・・」
信長「貴様の言葉に、心ノ臓が軋んで痛み、息が苦しい。今すぐ胸に閉じ込めたいが、それも叶わん」
目を閉じたまま、私の膝を緩くなぞると、
「中々の罰げえむだな」
ふわりと微笑んだ。
眩しいほどの月明かりを受ける、信長様の髪に指を伸ばすと、伏せられていた睫がそっと持ち上がる。
信長「満月の夜は必ずここへ来い。貴様の膝で見る月は格別だ」