【イケメン戦国】 戦国武将へのサプライズ<R18>
第4章 ~信長´ 罰ゲーム~
【おまけ】
-----------------
政宗「で、ここで砕いた・・・唐辛、子?」
家康「南蛮胡椒です」
束ごと政宗に手渡す。
政宗「しかし、好きな女の手料理が食いたいとは、お前も普通の男だったんだな」
家康「誰が誰を好きなんですか」
飽く迄白を切る。
家康の御殿にある台所で、男が二人、未知の料理に奮闘していた。
政宗「お前、なおが薬さじ欲しがってるの知ってただろ」
家康「・・・」
前に一度、薬を調合しているところをなおに見せたことがある。興味津々で、あれこれと質問し、驚き、感心していた。
あの時使っていた道具はどこで手に入るのか、そう尋ねられたのは数日前。
城下の薬問屋を教えてやり、先回りして、全て買い占めた。
政宗「まさか俺がその買い物に一緒について行くとは思わなかっただろ」
ぐらぐらと沸き立つ鍋に、大量の唐辛子を放り込む。
政宗「まさかお前もなー・・・」
家康「・・・も?」
思わず聞き返し、視線を向けると、
政宗「諦めるつもりはないけどな」
鍋をかき混ぜながら、にやりと笑った。