• テキストサイズ

【イケメン戦国】 戦国武将へのサプライズ<R18>

第2章 ~幸村´(ダッシュ)~


佐助「シャンプー製造と、温泉旅行の大成功を祝して」

「乾杯っ」

互いに向き合い、湯呑を掲げる。

明るい日差しの中で微笑むなおに、佐助は目を細める。

この笑顔も、幸村に愛を囁くその唇も、こんな風にお茶を飲みながら過ごすささやかなひと時には、自分だけのもの。

淡く振るえるような胸の痛みを、得意のポーカーフェイスで隠す。

「いい天気~」

気持ち良さそうに空を見上げるなおをぼんやり見つめ、

佐助(・・・来たな)


佐助「なおさんの浴衣姿、見たかったな」

「え・・・?」

空から佐助へと視線を移したなおは、どう答えればいいのか迷っている。

佐助「湯上りのなおさんが、浴衣姿で隣に座っ」

幸村「佐助!!!」

「わぁっ!?」

突然背後から現れた幸村に驚き、なおが飛び跳ねるようにして立ち上がる。

「びっくりさせないでよ幸村!」

佐助「早いな。もう終わったのか」

幸村「終わっちゃ悪いのかよ」

なおの手を取ると、

幸村「行くぞ、謙信様がお呼びだ」

「えっ、あの・・・?」

佐助「なおさん、また」

幸村に引っ張られながらも後ろを振り返り手を振るなおに、佐助も手を振り返す。




次はどんな理由をつけてなおを誘おうか。

あれこれ思いを巡らせる佐助だった。


/ 94ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp