第23章 休日 【心】
すると彼が去ろうとして私に
横山「これってさぁ
アンタは知らんとしてるん?」
彼の言葉の意味が分からず
私の足が止まって
彼を見つめた
横山「俺かて、男やねんで?
分かってるん?」
彼の言葉が何を指しているか
心当たりがなかった
でも
また気まずくなりたくなかったから
必死で考えている私を見て
彼は笑いながら
横山「ほんまさぁ
抜けてる所あるから
ほっとかれんし・・・・
どことなくホッとさせるから・・・
会いたくなるし・・・・」
突然の彼の気持ちを聞いて
私は驚いていた
「えっ?」
私は焦って彼を見つめると
彼の方は
照れ臭いのか
怒ったような顔になり
横山「俺の気持ちをさぁ
言ったらアカンのか?」
私は、そんな彼をどう対処したら
いいのか迷った
でも、彼の様子を見て思った
「き、気持ちって・・・・
本当に酔ってますね・・・」
彼の言葉に
私の心臓は驚くぐらい速くなっていた
それを隠す為に
笑いながら誤魔化したのだ
すると彼は拗ねた顔をし
横山「なんやねんなぁ・・・・
俺が正直に言ったのによ
マジでムカつくわぁ」
彼は完全に拗ねたようで
ソファーに横に寝そべってしまった