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Children story movies.

第2章 キャスト決定!




澤「じゃあ、やりたい役決めて。
もちろん、一年生からも出てもらいたいから、
積極的に参加してくれよ?」

点々と声が上がると、

はい、起立ーと、声がかけられる。

黒「じゃあお疲れ様でした」

全「「お疲れ様でした!!」」


これからどうする?とか、昼食いに行くベーと、
声が飛び交う。

そこに一際大きい咳が。

歓迎会とかやりたいなーー!!

親睦もかねたいしなーーー!!


シンとしたその場に、小さく、うるさいほど主張した声が響いた。


こういうことには目敏い。


一年生も、ソワッ…!とした人が数名。

ドキドキしながら、目を輝かせて、
でも一年生だからと、騒がないように気持ちを押し込めている。

澤村さんたちの様子を見る。

声に出した2人を見る。

そら「歓迎会、やりましょうよ」

パッと輝く目で見つめる日向くん。

やりたいんだよね。
私もやりたい!

そら「今日とは言いません。準備もあるし、
配役のこともありますでしょうし。
めんどくさい仕事は、全部私がやります。
やらせてくださいっ!」

三年生さんに頭をさげる。

一年生に教えなきゃいけないこともたくさん

定演も迫ってる。

私もセリフ覚えなきゃだし、確認したいところだってたくさんある。

一年生に辛い思いもさせなきゃいけない。


だったら、その前に
こんなにここは楽しい場所なんだって思って欲しいから!


私もやりたいし!!

バッと勢いよく顔を上げて


そら「大地さん!」

一瞬困った顔して、でも笑顔で。

澤「あぁ、やろう。これから忙しくなるから
そういう事も必要だな。」


みんなが喜ぶ。

三年生さんまでも。

ため息を吐きながらも、その表情は穏やかだった。

澤「わかったわかった。詳細はグルチャで話すから、
早く帰れー」


素直に喜んで素直に部室を出て行くみんな。

単純すぎて、口元が綻びる。

隣に自然に立った大地さんが小声で言う。

澤「そら、あとでちょっと来い。
こき使った後、打ち合わせするから」

ハッキリと早口でそういうと、
菅さんたちのところへ行った。

口だけ、ハイと返して片付けにはいった。



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