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一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】

第5章 キミのために出来る事全て(東堂尽八*夢)完結


「…身に覚えがアレば良いんだな?」

東堂が私の腕を掴み
そのまま身体を抱き寄せ唇を奪った

『…!?』

東堂の身体を押し返そうともがいても
力で敵うはずもなく
押し当てられた唇を
離そうとする素振りすら見せない

それでも必死に東堂の胸を叩き続ける
目には涙が浮かび息苦しさと
恥ずかしさで顔が真っ赤になっていく
それを見た東堂が

「大人しくせんか…それに
そんな顔して…ココで襲われたいのか?」

ゾクリとするような笑顔で笑い
再び唇を奪われる
舌をねじ込もうとしてきた
東堂の唇に噛み付いた

「…っ!」

痛みに唇を離した東堂の
頬を思いっきり叩く

『な…なんてことすんの!?』

いくら何でもやり過ぎだ

「…コレで身に覚えが出来ただろ?」

出来たから何?
自分には【マキちゃん】が
居るんじゃないの?
なんで私にこんな事…。
こんな事されて、なかった事になんか
出来るわけないじゃん…

『大嫌い…』

そう言って掴まれてた腕を振り払い
私は教室を出た

大嫌い…。
そう言った私からは大粒の涙が落ちる
言ってから気づく。
本気で嫌いになれたんなら
涙なんか出ない
東堂の心の中に誰が居ても
傷ついたりしない
あのキスも犬にでも
噛まれたと思って忘れられる

あんな強引なキスにさえ
トキメいてしまう私が
なかった事になんか始めから
出来るわけなかったんだ
距離を置いてきたつもりで
私は…東堂の事こんなに好きになってた…
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