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一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】

第5章 キミのために出来る事全て(東堂尽八*夢)完結


東堂side

らしくない事をしてしまった。
あんな事するつもりなど無かったのに
布施から出るいつもよりも強い
拒絶の言葉はオレの思考回路を
狂わしていった

身に覚えが無いなら作ればいい
ソレがあればオレは
お前の側にいて良いのだろう?

お前が今オレが嫌いなら
もうそれでもいい
強引にでもお前の意識を
俺に繋ぎ止めてやろう
先の事はその後で考えればいい

そう思ったオレは布施の
唇を奪っていた
何人も人が見ている中でイキナリだ
布施が怒るのも無理は無い
でもそうでもしないと
お前はオレを見ようとはしないだろう?

布施が涙を溜めてオレの頬を打ち
『大嫌い』と残して去っていった
凍りついたような空気の教室から飛び出し
布施を追う

我ながら格好良くない状況だが
そんな事構ってられなかった
どんな手段を使っても繋ぎ止めてやる

布施が居そうな所を 
シラミ潰しに駆け回る
髪は乱れて汗で額に張り付いている
屋上にやっと布施の姿が見えた
泣いてる?体育すわりで
小さく丸めた身体は微かに震えている

「布施…此処にいたのか…
探したぞ」

オレの言葉に布施が顔を上げる

『何しに来たの?もう放っておいて』

涙で歪んだ顔からは感情が読み取れない 

「放っておける位なら
此処に来てはおらんよ」

布施との距離を詰める

『来ないで…もう東堂の
顔なんか見たくない…
自転車部にも顔出さない。
東堂もモウ来ないで』

「そんなにオレが嫌いなのか?」

『…好きだったらこんな事言わない』

絞り出すような声で言って
また布施は離れていった
頬を水滴が伝う
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