一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第5章 キミのために出来る事全て(東堂尽八*夢)完結
「布施!おはよう!
昨日は来ないから心配したぞ!」
次の日も東堂は私の教室に来た
いつも通りの笑顔にも
今日の私は浮かれたりしない
東堂に好きな人が居ることは
モウわかったから
期待する余地もない
それなのに女子からの視線。
聞こえるように言われる悪口
なんで東堂の気紛れのせいで
私がこんな想いしなきゃイケナイわけ?
「布施?聞いているのか?」
『あー!もう!ウルサイ!』
「布施?」
『用も無いのに毎日来ないで!
いい加減しつこいよ!』
イライラした気持ちに任せて
私は東堂に怒鳴ったのに
「用がなければ会いに
来てはイケナイのか?
オレはオマエの顔を
見たくて来てるんだぞ?」
東堂は驚く程冷静に
私に向かって問いかけてくる
『意味わかんない!
からかうなら他を選んで!
アンタと出来てるとかなんとか
身に覚えも無い事で
毎日毎日インネンつけられるのは
モウ沢山なの!』
私に期待なんか持たせ無いでよ…
東堂を好きになりかけてた事も
東堂の言動にときめいてた事も
全部なかった事にしたいの
したいのに…
私のその言葉を聞いた
東堂の顔からいつもの
余裕ある笑みが消えた
『東堂?』
怒ってる?真剣な顔をした
東堂の目に私の身体は
動きを止められたように固まる