一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第51章 ♡陽だまりの粒(岩泉一)完結
私の言葉に
明らかに不愉快そうに
歪む相手の顔
怖っ!
でも、私も
負けるわけにはいかないし!
睨み返そうとした私の腕が
「調子乗り過ぎ
岩泉と仲良しだからって
強くなったつもり?
今はアンタの事なんか
見てないじゃん
こんな事されても
気付いて貰えない…でしょ?」
グイッと引かれて
壁に押し付けられる
『ちょっと…見えない…』
「見せない様にしてんのよ」
「顔貸してくれるよね?」
掴まれた腕に力が入って
ギリッと鈍い痛みが奔ると同時に
「それともココで喧嘩して
練習の邪魔してみる?」
落とされた言葉に
張ってた意地が融かされていく
『分かったから、離して』
邪魔するわけには
いかないもんね
「フン、はじめから
おとなしく来れば良いのに」
「サッサとしなよ」
コートの中でキラキラしてる
はじめちゃんを振り返る
もしかしたら
気付いてくれるかも、とか
思ってはみたけど…
「無駄だってば
岩泉はアンタなんか
興味ないの」
まぁ、そうだよね。