一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第50章 年下男子はお嫌いデスカ?(二口堅治)完結
しかも、なんかシレッと
俺の腕の中に居る姫凪に
手を伸ばしてくるとか
やっぱり折っとくべきか?
誰かさんの言葉を借りるなら
「触んなし。
同情買うつもりスか?
狡いッスよ、大人のくせに。
てか、アンタもぼーっとして
触られそうになってんじゃねぇっつの
…ここで襲われたくなきゃ
寝惚けてんじゃねぇぞ
俺が嫉妬深いって
この前で分かっただろうがよ
…それとも襲われたいから
わざと妬かせてんスか?」
叩くなら折れるまで、だ。
伸ばされた手が届くまでに
叩き落とし
姫凪を更にキツく抱き締め
これみよがしに
耳に噛みつき鼓膜を揺らす
真っ赤な耳がクソ可愛くて
「なんで何にも言わねぇの?
…あぁ、もっとヤレって事?」
噛み付いた耳から
唇を少し下にずらし吸い付いて
赤い華を薄く付けてみる
『けん、じ…ダメ…』
「なにが?
キスマーク付けてたら
何かマズい事でもあんの?
こんな所、誰かに…見せんのかよ
なんとか言えって
言わないと…止めねぇぞ」