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一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】

第50章 年下男子はお嫌いデスカ?(二口堅治)完結


サクラさんの気持ちを考えたら
あんまり深く関わらない方が
サクラさんの為なんだけど、とか
モテ男感がウザ過ぎる考えを
巡られせてた俺の頭が停止する

「悪ぃ、携帯忘れて来て…
は?なに?どういう事…だよ、コレ」

サクラさんだけが
居ると思ってたのに
門の影に居たのは二人

「堅治くん…!
大丈夫だよ!さっき来た所だから!」

声を上げるサクラさんとは
反対に眉を下げて
声を失ったもう一人にしか
俺の目には入らない

姫凪がなんで?
大学知ってたのか?
来てくれたのか?

だとしたら…

「布施さ…」
『ごめん…私…コレ…を…
渡したかっただけ…
ゴメン…なさい』

これスゲェ勘違いさせてんじゃね?!

俺の言葉を遮った姫凪の声と
紙袋がアスファルトとぶつかる鈍い音

『じゃあ、帰るね……』

一瞬だけ合った目が
涙で揺れて逸らされた

「は?待てって!」

張り上げたはずの声に
姫凪は振り返らず
背中は遠くなる
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