一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第50章 年下男子はお嫌いデスカ?(二口堅治)完結
「あざっす」
"ありがとう"なモンかよ
本当は自分が行きたいくせに
店長との事も
本当は遠回りな憶測なんかじゃなくて
本人に聞きたいくせに
[スイマセン
お誘いはありがたいけど
行けないッス
明日ガッコ早いんで」
足踏みばっかりで
死ぬほどダセェよな
そっから姫凪の
返信はなくて
俺にも絡んで来なくて
友達と普通に
コーヒー飲んで笑って話して
帰って行った
「あー、クッソ!
めっちゃダセェ…
やっぱり今から姫凪に電話
…して、なんて言うつもりだよ
嫉妬して冷たくしちゃいましたってか?
んな事言えっかよ…」
携帯を握ったまま
悶てシーツを乱したまんま寝落ちて
目覚めた朝は…
引くほど遅刻ギリギリの時間
電池の残量までギリギリの携帯を
充電器にぶっさして
死ぬほど時短なモーニングルーティンを
こなして大学に向かう
携帯を忘れた事に
気付いたのは滑り込んだ
講義の途中だった
どうせ姫凪からは
連絡なんか入らないし、と
取りに行く事もせず
迎えた昼休み
あの事件は起きた