一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第50章 年下男子はお嫌いデスカ?(二口堅治)完結
声が聞きたくて
「…ホントに来たんスね。
暇なんスか?OLって」
引き寄せられる様に
姫凪達が座る席へ足が向かう
「…久しぶり、スね。
今日はミックスサンド食ってないんですね」
久々に近くで見た顔は
化粧のせいか
前より大人っぽいのに
ソワソワしてて可愛くて
「ご注文は?」
ドキドキを悟られない様に
慌てて目を逸らす
落ち着け!
向こうから来てくれたんだ
もっとこう愛想よくして
仲直りしやすい空気を
作らねぇと駄目だろ!
「じゃあ、ミックスサンド?一つ!
ねぇ、堅治くん今日は
バータイム入らないんでしょ?
仕事終わったらご飯行かない?
お姉さん達が奢ってあげるからさ!」
なに!?
なんてナイスな提案すんだよ
神か?!この人は!
俺の頭の中では
ご飯行くのは俺と姫凪だけみたいな
構図が勝手に組み上がってしまう
『ちょっと!私"達"ってなに?!』
「姫凪も来てよー!
ダイエットなんて
この際どうでも良いじゃん!」
…まぁ、当たり前か。
そんな都合いい話あるわけねぇか。