一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第50章 年下男子はお嫌いデスカ?(二口堅治)完結
自分勝手に浮ついた気持ちは
一気に大暴落。
そりゃそうだよなー
この人が姫凪と俺を
二人きりにしてくれるわけねぇじゃん
「いや、その前に
なんで俺が行くの決定なんスか?
行かないッスよ、俺」
またガキ丸出しで
不貞腐れちまった事に
痛くなる頭に
『堅治…が、行くなら
私…行こうかな…』
姫凪の声が響いた
え?今、なんつった??
「は、い?」
思わず聞き返した俺に
『堅治が行くなら
ご飯…行く…って
言ったんだけど…
堅治、予定ある…かな?』
オドオドしながらだけど
シッカリ目を見つめて
言葉を返す姫凪
聞き間違えじゃないよな?
今、俺の事"堅治"って
呼んだよな??
下がったり上がったりする
不安定な気持ちは
簡単に落ち着かなくて
「…俺、今は仕事中なんで
とりあえず…後でLINEする
ミックスサンド一つ
すぐ作りますから」
とりあえず
その場しのぎの返事をして
二人の元から去る
落ち着かなきゃ駄目だけど
頭が追い付かねぇよ