第50章 年下男子はお嫌いデスカ？（二口堅治）完結

俺の言葉に
ハテナを浮かべる姫凪に

「我慢しねぇって
なにもヤキモチだけじゃないスよー？
こういう事も…我慢しないって
意味なんだけど？」

身体を密着させて
太ももに手を伸ばす

『え！？それは！！』

「俺、我慢しねぇ、つった。
…てか、散々我慢したんたけど
メチャクチャ抱きたかったんだぜ
元カレにもクソ妬いてるし
早く上書きしたくて
堪んねぇもん…」

慌てる姿が可愛すぎて
半分ネタな感じで
自分で言っときながら
元カレに本気でムカついてくるとか
相当ハマってるって
実感しまくってしまう

『元カレって…
そんな事言ったら…
堅治も元カノいっぱい居る…でしょ？』

「俺？…ゆーて居ない方じゃね？
高校は工業で女子率バリ低だし
バレー部でアホみたいに
バレー漬けで彼女作ってる暇ないし
出来ても放置で終わったりとかも
あったしー…」

姫凪に応えながら
シレッと服に手を掛けて
ボタンをユックリ外しながら

「そろそろコッチ向いて乗っかってくる？」

抱き締めてた背中を離し
抱き着いてこいと
手を広げた