第50章 年下男子はお嫌いデスカ？（二口堅治）完結

『ちょ、ちょっと！
あんまり急に攻めてこないで！
パニックになる！』

「なれば？」

『な、なればって！
そんなの…恥ずかし…ﾝんん！？』

「気にすんなよ
俺しか見てねぇし
つーか、大人ぶってんなって
ガキ同士で良いじゃん」

姫凪の唇を奪って
舌を捩じ込むと
自然と絡まってくる舌
唾液を交換しながら

「エロい反応だけは大人じゃん
ムカつく…慣れてんじゃねぇっつの」

剥き出しのヤキモチを口に出す
それは別に責めたいってだけじゃない

俺が上げた声に

『慣れてない…！
堅治こそ、慣れてるじゃん
他の子にもこんな甘くしてたの？
ムカつく…し！
……って、ごめん…』

アンタも今なら応えてくれるって
どっかで自信があったんだよな

「言えんじゃん、チャント。
ムカつく事はムカつくで良いんじゃね？
我慢なんかすんなよ
俺もしねぇから」

『う、うん…
ありがと…』

「そんな簡単に御礼言って良いわけ？
我慢しねぇって言ってんだけど？」