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一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】

第50章 年下男子はお嫌いデスカ?(二口堅治)完結


「サクラさん?」

「元気出してよ
…私じゃダメ?」

重なる手は少し冷たくて
震えてる
いつか俺を裏口で待ってた時の事を
思い出して
少し胸が熱くなる

サクラさんの気持ちは
正直嬉しい
落ち込み過ぎた俺には
染み込む優しさなんだ

…だけど

「堅治…」

やっぱり感じる違和感

あの人の声じゃない
俺が聞きたい声じゃない

姫凪…アンタじゃなきゃ
しっくりこねぇよ

「…悪ぃ。
"クン"付けしてくんね?
呼び捨ては彼女だけだから」

「…!?」

わざと冷たく言い放ったセリフ
ビックリした様に見開かれた目には
薄く涙が浮かんでる

さすがにもう折れると思ってた
サクラさんの心は

「…やった!
"堅治くん"って呼ぶのは
オッケーなんだね!」

「はぁ!?
どんだけポジティブだよ!」

「…堅治くんの声に
元気が出たから
落ち込んでもチャラだもーん」

強くしなって真っ直ぐ
俺に向かって伸びる
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