一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第50章 年下男子はお嫌いデスカ?(二口堅治)完結
「…あぁ、言ったっけ?」
言ったかも知んないけど
正直勢いのみだったから
気持ちなんか一ミリもすすまない
「言った!
長身のイケメン来るって言ったんだ
お前が来ないと俺が嘘つきにされる!」
「青根か黄金川連れていけば…」
「会話ゼロとコミュ力のみは
お呼びでない!」
行きたくねぇが強すぎて吐いた
悪足掻きは食い気味に返されて
大きな溜め息がもれる
「…今日の俺は
コミュ力ゼロの会話ゼロだぞ、多分。
総スカン食らっても恨むなよ」
まぁ、飯食うだけだろうし
サッサと帰れば良いか
そう思って顔を出した先に
「え?」
「は?なに?仕込み?」
サクラさんが居るなんて
思うわけないから
俺は心底驚いた
「なんだよ?
二人知り合いなわけ?
そういえばカフェ店員してる
友達連れて来るとか言ってたけど…」
「…ガチかよ。
仕込みより質悪ぃ…」
「なに不機嫌になってんだよ?
知り合い居る方が気楽じゃん?
ほら!早く座れ!
席とか適当で良いよね?
俺、ココ取ったー!」