一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第50章 年下男子はお嫌いデスカ?(二口堅治)完結
『堅治…が、行くなら
私…行こうかな…』
必死に吐き出したセリフに
一瞬ピタリと動きを止めた堅治が
「…俺、今は仕事中なんで
とりあえず…後でLINEする
ミックスサンド一つ
すぐ作りますから」
伝票を持って去って行く
「ちょっと姫凪
LINEってなに?
しかも堅治って…まさか…
付き合って、るの?」
周りをきにしながら
耳打つ同僚に
『…私はまだ…
そのつもりなんだけど、ね
でも向こうはどうかな…』
小さく返して
携帯を触る
もちろん仕事中だし
LINEが入るわけもないんだけど
光る未来を予告されたら
それが待ち遠しくて
ソワソワしちゃって
未だに堅治の事が
好きで好きで堪らないのを
実感してしまう
良い知らせが来るって
どこかで思ってた
まさか
[スイマセン
お誘いはありがたいけど
行けないッス
明日ガッコ早いんで」
こんなにアッサリ断られると
思ってなかった
やっぱり堅治は
もう私の事なんて忘れたのかな?
あの日で終わったって
思ってたのかな