一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第50章 年下男子はお嫌いデスカ?(二口堅治)完結
堅治とサクラちゃんが
仲良いのは知ってたし
それでモヤモヤしてたのも
記憶に新しい
でも、その頃より更に
「絶対ぇウソ。
ただでさえ
バータイムからの昼シフトで
体力回復出来てねぇのに
余計な体力使わせんなし
グミ奢れよ、マジで」
堅治からの距離が
近くなってる気がするのは
私の気のせい…?
サクラちゃんの頭を軽く叩き
グシャグシャと髪の毛を乱して
呆れた顔で笑う堅治
大きな手が頭の上を行き来する
あの感じを私の身体は覚えているのに
「奢る奢る!
グミでもなんでも!
最近晩御飯チャント食べてないんでしょ?
今日待ってるから
ご飯食べに行こうよー」
「あ~、うっさいス。
上がりでしょ?おつかれしたー」
堅治が乱してるのは
私の髪の毛じゃなくて
瞳に映ってるのも
「だから待ってるってばー!
コーヒー淹れて!ね!」
「客で居座る気かよ
質悪ぃスよ、パイセン」
私じゃない。
気付かないの?
私が来てる事に。
いつもの席も
あの時の思い出も
堅治の中には
もうないの?