一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第50章 年下男子はお嫌いデスカ?(二口堅治)完結
買い物にでも行ってるのかな?
堅治が入るって事は
人手不足なんだろうから
ヤッパリ休みかな…
二人を見るよりは良いけど
忙しいと声掛ける隙はないかな…
運ばれて来たコーヒーを
ゆっくり口に運びながら
チラチラと入り口に目を向ける
少しずつ入りだしたお客さん
忙しそうな店長さんを救う声が
「おつかれっス」
ホールに微かに響く
「あ!姫凪!あの子あの子!」
久々に聞いた声に
身体を固める私の肩を揺らす同僚
『ん、うん…』
ユックリ顔を上げて
堅治に向けようとした視線が
「昼間もカッコイイ~!
…って、誰よ…隣の子…彼女?かな?」
「店長ごめんなさーい!
買い物袋が重くて堅治くんに
運んでってお強請りしちゃった!」
サクラちゃんで止まる
「嘘つけ!
待ち伏せでもしてたんだろ!」
「ホントそれスよ
タイミング良過ぎっスもん」
「違いますって!
本当に重くて困ってたら
堅治君が来てくれたんですー!」