一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第50章 年下男子はお嫌いデスカ?(二口堅治)完結
それでも休めないのが
悲しい雇われの身
ファンデーションを厚く塗って
クマを隠して
疲れた目を誤魔化すように
メイクをして出勤して
仕事を熟して
家に帰って
また眠れぬ夜を迎える
バータイムに店に行けば
堅治が居るのは分かってるけど
昼にも夜にも店に行けない日々が続いた
そんなある日
「姫凪!
姫凪の行き付けの
カフェバーあるじゃない?
あそこにカッコイイ店員さんいるの
知ってる?」
同僚がハイテンションで
駆け寄って来た
『え?それって…』
「堅治くんって言うらしいんだけどさ
この前バータイムに居てさ!
超かっこよくて
それから通ってるの!
姫凪も今度一緒に行かない?」
『私は…』
「彼氏と別れてフリーでしょ?
店長さんもイケメンだし
飲みに行こうよ~」
堅治には会いたいけど…
「堅治くんさ
すごい人気でね?
一人だと話しかけ難いんだもん!
ね!助けると思って!」
『ごめん。
お酒は懲りてるの』
怖くて会いに行けないよ