一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第50章 年下男子はお嫌いデスカ?(二口堅治)完結
メッセージを押し込んだ
ポケットの中には
もう一つ入ってる
お揃いのキーホルダーを付けた
スペアキー
私の気持ちは変わってないって
これで少しは伝わる、かな?
店を出て
スーパーから帰って来るであろう道で
堅治を待つ…けど…
『…これって、すれ違いってヤツ?』
明らかに時間が経ちすぎた
ここですれ違うのは
ダメージが大きい
店に戻る事も考えたけど
渡すタイミングは無さそうだし…
『よ、よし!
作戦変更!クヨクヨしてられない!』
慌ててスーパーに走り
少し張り込んだ材料をカゴに
放り込み家に戻る
料理を作り終わる頃には
堅治も仕事が終わる
そのタイミングで誘う!
一緒にご飯食べて
仲直りして
鍵…渡さなきゃ…!
時間を忘れるくらい
張り切って作った料理
堅治が帰ってしまう前にと
焦ってお誘いの為の
連絡をしようと
携帯を手に取った瞬間
インターホンが鳴る
『…はい』
まさか、だけど…
「俺…だけど」
堅治…だ!
来てくれた事が嬉しくて
『開けるから、待ってて』
簡単に返して玄関に走る