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一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】

第50章 年下男子はお嫌いデスカ?(二口堅治)完結


店長さんの声に耳を塞ぎ
後ろを向いたままの堅治を
見つめる

折れちゃ駄目。
今度こそ追い掛けて
かっこ悪くても
縋りついてでも
チャント気持ちを伝えるんだから

"後で家に来て欲しい"

本に付いてた栞の裏に
そうメッセージを書いて
渡そうとしたんだけど

『…店長さん、堅治…は?』

「買い出しに行きました
コーヒーだけ減ってますよ
おかわりは?」

顔を上げた時には
その姿は無くて
タイミングの悪さに
小さな溜め息が漏れる…とか
言ってる場合じゃない
今度は私が動かないと

『…すいません
コレお持ち帰りできますか?』

「それは大丈夫ですけど…
もう行くんですか?」

『…渡したい物があるんで
追いかけます』

「…そう、ですか…
二口は近くのスーパーに
買い出しに行ってますよ」

『ありがとうございます
じゃあ、また来ます』

テイクアウトの準備を
ソワソワしながら待ち
メッセージを書いた栞を
軽くたたんで
ポケットにしまい
会計を済ませて
大きく一歩を踏み出した
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