一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第50章 年下男子はお嫌いデスカ?(二口堅治)完結
耳に心に
流れ込んで来る
店長さんの優しさと気持ちが
痛くも甘くて
涙が溢れそうになって来る
「まぁ、完全な俺の自己満だから!
気にせず甘えていいですよ!
…って!俺が泣かせたら
意味ないじゃないですか!
布施さん…あの…
笑って下さい
ほら、これなら…あんまり
アルコール高くないですから
少しどうですか?」
甘過ぎる声と気持ちを
形にした様な
淡い色のカクテルが目の前に置かれる
これを飲み干して
涙も気持ちも飲み干せば
この人と笑って過ごせるかもとか
過ったのも事実。
だけど…
『泣きません…よ
アルコールも大丈夫です
飲み過ぎるなって堅治に言われたんで…!
また明日、来ます。
コーヒーを飲みに!
…ありがとうございました』
やっぱり堅治への気持ちが
心を大きく占めている
これは何をどう飲み干しても
消えてくれそうにない。
それを確信したからには
「布施さん…」
『また、明日来ますね
お会計して下さい』
甘えない
堅治以外の人には
これ以上甘えちゃイケない。