一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第50章 年下男子はお嫌いデスカ?(二口堅治)完結
『あの時、何も言わなかった…から
誤解されちゃったんですよね
堅治は手を差し伸べてくれたのに…
私、怖くて動けなくて…
サクラちゃんに嫉妬して…
バカですよね…』
「…嫉妬する程、好きって事でしょ
気持ちは分かるよ
俺も二口に嫉妬してる
心は俺に向いてたのに…って
憎らしくもあるし」
苦笑いを混ぜながら
話す声がどんどん小さくなって行く
『店長さん…あの、じゃあ…なんで…』
そこまで出て止まる声
アドバイスしたり
背中を押したりしてくれる理由は
気になるけど
それを聞いても
自分が変わらないと
状況は変わらない
そう思って軌道修正しようとしたけど
少し遅かったみたい
『いえ、何でもないです。
話…してみます』
「本当は嫌だよ
二口の事ばかり考える
布施さんを見るのも
仲直りの手助けするのもさ
ぶっ壊れた方が俺得なのは
自分でも分かってるけど
出来ないよね
一人で泣かせたくない
泣くなら俺が支えたいし
もし、布施さんが
今と違う道を考える事があるなら
その時一番に俺を思い出して
選んで欲しいから」