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一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】

第50章 年下男子はお嫌いデスカ?(二口堅治)完結


「姫凪、帰ろうぜ
店長、おつかれッス」

私に伸した手が微かに震えてる
この手を取って帰って
話せばきっと分かりあえる
…なのに…

「なにしてんの?姫凪
早く来いって」

怖い。

何も無かったって言っても
信じてもらえなかったら?
堅治の不機嫌な声に
過る不安に身体が動かない

「(布施さん、顔青いよ
無理しないで?)

…二口、すまん…
チャント話してなくて…
俺も何度も諦めようとしたんだ…
他の奴のモノになるくらいなら
お前と…とも思ってて
でも、いざ本当に
布施さんがお前を選んだって
知ったら…苦しくて…」

私を少し引き寄せ
堅治に話し掛ける声だけが
暗い道に響いてる

黙り込む堅治の顔は見れない

「姫凪、行かねぇの?」

伸ばしてくれているはずの
手が見えない

顔を上げないと
堅治を見て
堅治に伝えないと…

私は堅治が好きだって
サクラちゃんにヤキモチ妬いて
素直になれなかっただけだって
チャント伝えないと…

あの部屋に戻って…?
二人きりで?
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