一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第50章 年下男子はお嫌いデスカ?(二口堅治)完結
『平気ですから
もう帰ります…サヨナラ』
何を作るかも決まらず
とりあえず放り込んだ品物の
会計を済ませて
コンビニを出る
早く帰らないと
チャント話さないと。
「ちょっと待って!
話があるんだ!」
急ぐ足を止めるのは
店長さんの声は
『スイマセン、急いでるんです』
「そんな顔させるヤツの隣に
返したいと思う?
二口は良い奴だけど
良い彼氏だとは思えない」
私の思考も足も一気に停止させる
『なに、言ってるんですか?』
「俺の方が幸せに出来るって言ってる」
イキナリこんな展開聞いてない
いや、聞いててもついて行けない
『ちょっと待って下さい…』
「無理」
『困ります!』
断りの言葉は出て来るのに
「ゴメンな
困らせたいわけじゃない…けど
そんな顔されたら
止まれない…
泣きそうな顔、反則だよ…」
身体が動いてくれない…
「布施さん…
ずっと、好きだった」
今更の告白に心が動いたわけじゃない