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一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】

第50章 年下男子はお嫌いデスカ?(二口堅治)完結


特別なんかじゃない
そう思えば思う程

自分も実は堅治にとって
特別なんかじゃなかったんじゃないかって
被害妄想は止まらない

『ゴメン。
つまらない事言った。
なんにも出来てないから
なにか買って来る』

頭を冷やそう
このままじゃ大人気なく
堅治を責めたままで居てしまう

立ち上がった私を

「体調悪いんだろ
俺が買って来る
姫凪は寝てろよ」

堅治が引き止める

優しい言葉が今は辛い
その言葉をサクラちゃんにも
掛けて来たんじゃないかって
被害妄想ばかりが独り歩きしてしまう

『良い、私が行く…!』

「待てって!
なに意地張ってんだよ!
体調悪いんだろーが!」

抱き留められた身体に
堅治の香りと
私の知らない香りが混ざり合って
絡み付く

もう一つの香りはきっと…
働きの良すぎる頭が
弾き出した解答は多分正解で
だからこそ尚更

『…体調悪いの治った、から。
堅治の方が疲れてるでしょ
店…忙しかったみたいだし…
だから、待ってて』

「…分かった」

『いってきます』

一緒に居られそうにない
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