一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第4章 君に届け(丸井ブン太✴︎夢✴︎WEBリクエスト作品)完結
その後の赤也
赤也side
自分で決めた事とはいえ
ダメージでか過ぎ
姫凪の気持ちは
前から解ってたけど
俺は本気で惚れてた
でもしょうがねぇよな
だって約束しちまったもんな
-俺がなんとかしてやる-
って。
傷ついてる場合じゃねぇ
俺にはマダ仕事が残ってる
俺は幸村部長を呼び出した
「珍しいね、赤也」
「すんません…どうしても今日
逢っときたくて」
明日になってしまったら
決心が鈍りそうだった
「何?姫凪のこと?」
さすが…話が早いッスね(苦笑)
「俺、姫凪に
振られました…姫凪は
丸井先輩が好きなんです」
口に出すと胸が痛い
「…そうか…でもブン太は…」
「丸井先輩も同じです!チョットした
勘違いで擦れ違ってるだけで
2人とも本当は…」
言いながら涙が出そうになった
「…解った。もういいよ赤也」
部長は優しい声で言った
「赤也は…それで良いのかい?」
「はい。俺は姫凪に
本当の顔で笑ってて欲しいんス
俺じゃダメだったから…だから…」
それ以上言葉にならない
ヤバイ…泣いてしまいそうだ
「そうか…ありがとう。出来れば
これからも姫凪と
友達で居てあげてくれ」
部長は俺に背を向けて言うと
俺を残して帰っていった
さりげない優しさが余計に
俺の涙を誘った
今日だけは泣いて良いよな?