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一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】

第50章 年下男子はお嫌いデスカ?(二口堅治)完結


慌てて上げた顔を
イタズラな笑みを浮かべて
見つめる堅治
  
「返事は?」

『は、はい!』

「なんで敬語なんスか~?
つーか、顔真っ赤スよ」

私に触れる指が
更に赤くしてるのに
そんな事はお構いなしに
躊躇なく触れては離れる指

ヤバイ、どうしよう…
頭を撫でる手に
しがみつきたくて仕方ない

笑って去って行く背中は
全体の線は細いのに
驚くほどシッカリしてて

ドキドキが止まらない

きっとこの流れは
あの人が彼氏なんて
夢を見てるんじゃないかな?とか
浮かれてニヤニヤする所なのに

イキナリ現れた
小さな影に
そう上手くは行かない現実がのしかかって来る

堅治の隣で笑うのは
仕事を終えて着替えて出て来たサクラちゃん

楽しそうに何かを話して
距離も仕事中より
グンと近くなってる

世間話だと思いたいのに
近過ぎる距離が要らぬ方向へ
妄想を膨らまさせる

なんとか切り替えないと!
焦る私の耳に届いたのは

「布施さん
これ良かったらどうぞ」

聞き慣れた店長さんの声
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