一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第50章 年下男子はお嫌いデスカ?(二口堅治)完結
サクラちゃんの声に
異常に反応してしまうのは
「それ凄い人聞き悪いんだけど…」
「ゴメンナサイ!
店長が鬼とかそういう事じゃなくて!」
「そう思ってたわけね?」
店長さんに傾いてた頃の記憶が
新し過ぎるせいかな。
でも今はもう過剰に反応なんかしなくても…
そう思ったのに
「サクラさん明日休みスか?
良いっすねー」
「あ!二口くん
お疲れ様~!
ねぇ、ちょっとちょっと!
こっち来てー!」
浮かれ過ぎを阻止する要素は
アチコチに転がり過ぎていた
堅治との距離を詰めるサクラちゃんに
チリチリ焦げる胸
同じ職場の仲間だもん
別に妬く程の事でもない
私だって職場の先輩や後輩に
男性がいないわけじゃないし
話だって普通にするもの…
特別な光景なんかじゃない
自分に言い聞かせながら
熱いコーヒーでモヤモヤを流しこむ
苦いのは砂糖とミルクが足りないせいで
堅治に何かを耳打つ
サクラちゃんのせいじゃないよ
気にしない
気になんかしてない…けど
早く離れてよ…バカ。