一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第50章 年下男子はお嫌いデスカ?(二口堅治)完結
『そうですか…
そんなに楽しそうですか…?』
「あの荒れてた夜と比べたら
ダンチですよ」
その辛く苦しく
真っ暗な夜は
アナタとお酒が原因なんですが
とか思いながらも
『…そうですね
峠越えた感じ…ですかね』
余裕の出来た心は
辛い思い出も笑いに変える事が
出来ていた
「…彼氏でも出来た…とか?」
『え!?彼氏?!
…あ、すいません
お店で大きな声…』
イキナリ過ぎる図星に
大きく出た声を手で止めて
『あの、ミックスサンドも
追加でお願いします』
必死に平常心を装い
いつも通りのメニューを
注文する
堅治が居ないのに
こんな感じだったら
来たらどうなるの?
幸せに浮かれ過ぎて
お店迷惑かけて出禁に
なったりしたら
今度こそお酒の海で溺れちゃうよ
きっと浮かれ過ぎてるくらいで
ちょうど良かったのに
神様はそんなに甘やかしてくれない
「サクラちゃん
なんか顔色悪くないか?」
「ぜーんぜん!
どうせ明日休みだし
気にせず
いつもみたいに、こき使って下さい!」