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一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】

第50章 年下男子はお嫌いデスカ?(二口堅治)完結


"いつもと同じ"がないと
なんか寂しいって
アンタにも思って欲しかった…

たまたま逢えた事に

『…えっと…ごめん…』

そんな困った顔して欲しくなかったよ

「なに謝ってんスか?
冗談に決まってるっしょ。
引き止めてすいませーん
じゃあ、また。
ご来店お待ちしてます」

思いっきり営業スマイルで
思いっきり強がって
姫凪さんとは別々の道に
足を進める

別に大した事じゃねぇよ
傷付いてなんかない
拗ねてもいない

客と店員だったら
また明日も逢えンだし
満足してればいいべ?

チョット焦り過ぎただけ。
俺が越えなきゃ
元通りなんだ

落ち込みそうな気持ちを
ため息で胸から追い出して

重たく感じる荷物を下げて
店に戻った

次の日
いつも通りカウンターに立って
視線を送る窓際

「…あ、れ?」

布施さんは居なかった。

「今日は来てないのよ、姫凪さん
なんか変な感じだよねー
毎日来てたのにね」

交代前の洗い物をしながら
窓際の席を見つめる俺に
サクラさんが声をかけて来た
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