一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第49章 煙の向こう側に笑みを(白布賢二郎)
『けんじろ…』
小さく声をもらした唇に
耳をひっつけて
「聞こえねぇ…ここで言えよ」
低く囁く囁くと
ビクビク震えてギュッと目を閉じるのが
瞳の端に映る
「言えねぇの?お仕置きされてぇ?」
一度顔を向き合う形に戻し
指をショートパンツから中に
侵入させて
「さっきより恥ずかしい事する?」
足の付け根を擽るように動かすと
涙目が大きく見開かれ
イヤイヤと首を振る
「じゃあ、もう一回
チャント呼んで強請れよ」
手を退いて
再び耳を唇に寄せると
『賢二郎…キス…したいっ』
裏返りながらも
大きく響いて鼓膜を揺らす声
「おぅ、どうぞ?」
顎をあげて無防備な唇を差し出すと
『し、します!』
チュッと重ねて俯く姫凪
「残念、俺が教えたのは
それじゃねぇ…こうだ、ろ」
恥ずかしそうにモジモジする
姫凪の顔をあげさせ
深く深く唇重ね
堪んねえけど
これで満足する程
ケンジロウは可愛くねぇんだよ
「これで終わりじゃねぇってのも
覚えて貰わねぇと……」
『ンッ!!?』