一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第49章 煙の向こう側に笑みを(白布賢二郎)
大人の余裕も理性も
遥か彼方にぶっ飛んで
「駄目なわけねぇだろ…
つーか、マジお前可愛い…
家まで待てなくすんなし…」
捩じ込む舌で
口内をグチャグチャに犯す様な
貪るキスで息を奪う
このまま此処でヤッちまう?
ケンジローの我慢も限界だし…
完全に切れ掛けた理性の糸
「姫凪…腰上げ…」
『白布さん…帰りたくない…
もっとシテ…欲しい』
そこへの追い打ち
もう駄目だ、そう思った
その時
『あ…お母さんだ…
門限まで後一時間半です、だって…』
まるで見ていたかのように
LINEが入る
無視させてこのまま連れ込んで…なんて
「時間なさ過ぎ。
帰って飯食うぞ」
出来るわけねぇよな
『…白布さぁん…』
「終わりじゃねぇから。
終わらせねぇ為にも
親の言う事は聞いとけ、な?」
『…うん』
せっかくの運命の糸を
暴走で千切るわけにはいかねぇ
そうだろ?
ユックリ動かす車
膨れる姫凪の頬に
もう一度キスを落として
スピードを上げる