一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第49章 煙の向こう側に笑みを(白布賢二郎)
「膨れてんなよ
ダッシュで飯食うから
覚悟しとけ
言っとくけど
お仕置きも残ってんだからな」
『え!?お仕置き!?なんの?!』
「後でのお楽しみ」
『そんなの楽しくないー!』
薄れたものの甘い空気のまんま
部屋に戻り
温め直した飯を腹におさめる
『美味しかった??
今度はシッカリ味見したから
大丈夫だと思うけど…』
ワクワクした顔で俺の目を覗き込む
姫凪に満たされたはずの腹が
また鳴る
食欲とは別の欲で。
「美味かった。
…で?デザートは?」
『…用意は…買ったけどまだ…
作ってたら時間が…』
ショボンと俯く姫凪に
その欲は天井知らずに膨れ上がる
「出来てンじゃん
来いよ…姫凪」
『え?!
片付け…』
「後でいい…」
近くのソファーに姫凪を
抱き上げ連れて行き
「…エロい服着せられやがって…」
天童さんの趣味全開な
部屋着を指で弾く
『あの…元カノさんの忘れ物らしくて…
私の服…汗かいて…た、から…!
白布、さん?擽ったいんだけど…』