一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第49章 煙の向こう側に笑みを(白布賢二郎)
しかも
「つーか、話ズレた。
どんな男に一目惚れしちゃったわけ?」
昔の事にこんなムキになって
ダセェったらありゃしねぇ。
でも、やっぱり姫凪の中に居る
他の誰かは気になるし嫉妬する
「言うまでキスしてやんね」
首筋に痕を残しては
身体を撫で回し
ギリギリで快感を中断しては
また再開する
寸止めの快楽に
クタクタと力が抜ける姫凪
ここまでしても言わないって
本当に引き出しに残ってねぇのか?
そう思った、その時。
『…道、教えて貰った…だけ
その後…一緒にオヤツ…食べた…』
荒い息の隙間から溢れる声
「は?それだけ?」
『…うん…優しかったし…
カッコ良かった…
冷たい感じの人だったから…
ドキドキしちゃって…』
「惚れっぽ過ぎね?
そんな豪華なオヤツ
買って貰ったのかよ
つーか、餌付けされやすいのは
昔から変わってねぇのな」
少しホッとして零れた笑いが
数秒後
違った物になるなんて知らずに
姫凪のオデコを指で弾く