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一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】

第49章 煙の向こう側に笑みを(白布賢二郎)


青になってしまった信号に舌打ち
渋々発進させる車

「言えねぇ事されたわけ?」

なかなか話そうとしない
姫凪を睨み

「…予定変更。
本格的に尋問だ、バカ」

ユックリ進路を変更して
薄暗くなりかけた道のわきに
車を止めた

『え…あの…白布さん
別に話す様な事は…
それに今日も門限が…
ご飯もまだ食べてないし…』

時間を気にする姫凪が
俺と止まった外の風景を交互に見ては
オロオロと言葉を詰まらせる

「お前がサッサと話せば
スグ帰れる。
それとも…無理矢理聞き出されたいから
わざと焦らしてんのか?」

『へ!?焦らす?!』

「…なんだよ、図星?
んじゃ、俺も…焦らす…」

カクンと倒した車のシート
丸く見開かれた目を見据えて

「嫌でも話したくしてやるよ
なぁ、姫凪…何された?」

耳にキスを落とし
そのまま唇を頬から首筋へ
わざと唇を避けて
下に下にズラして行く

『ん…!
白、布…さ…ん
擽った…ぃよぉ…
それに…なんで…』

モゴモゴ動く唇は
せがんでる様に尖ってる
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