一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第49章 煙の向こう側に笑みを(白布賢二郎)
何かスゲェ…
「…れだよ…」
『ん?なに?聞こえなーい!』
「初恋のヤツ!
どこのどいつだ!バカ!
アチコチ尻尾振ってんじゃねぇべな!」
恥ずかしくて
顔面大火事だ、馬鹿野郎!
睨む俺にタジタジしながらも
『それは…えっと…
兄ちゃんがまだ白鳥沢に
通ってる時…に…逢った人で…』
俺に負けないくらい
赤い顔して話始める姫凪
「へぇ?じゃあ、俺の後輩か同期か
へたし先輩…牛島さんか!?
まさかと思うけど瀬見さんじゃねぇよな?」
赤信号で止めた車の中
姫凪に視線を向けると
『え!?違う…と思う!
牛島さんは兄ちゃんの雑誌でも見た事あったし
瀬見さんとは顔の系統違った…
本当に話したのも少しだったから
いくつなのかも名前も
聞けなくて分からないの…』
分からないと言いつつ
何かを思い出してるのか
更に顔を赤らめる
「その割にはニヤケまくりだな、おい?
名前も分かんねぇソイツに
何された?」