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一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】

第4章 君に届け(丸井ブン太✴︎夢✴︎WEBリクエスト作品)完結


その日のサクラとブン太

-ブン太side-

俺は姫凪への
気持ちを確信した
もうサクラと中途半端に
付き合ってちゃいけない

待ち合わせ場所で女を待つのは
初めてだった
俺は切り出し方を探した

「ブン太!お待たせ!」

サクラは俺の姿を見て
早足で駆け寄ってきた

「楽しみだね♪早く行こう」

サクラは俺の手を引く
引きずられるように水族館へ
夢のような空間を歩く
ハシャグサクラに
俺はまた言葉が出ない

水槽には情けない
俺の姿が映っていた
「ねぇ!カラオケに行きたい!」

サクラに言われるまま
近くのBOXに入る
ここは余計な会話をしなくて
良いから気まずい時には最適だけど
重要な話だって出来る
雰囲気じゃねぇ

サクラはひたすら
画面に釘付け
きっとサクラは俺が
今何を考えているのか
勘付いているんだろう
俺と視線を合わせ様としない
サクラが歌う切ない歌に
胸が締め付けられる

俺が曖昧な態度を続けたせいだ
罪悪感が広がった

「ブン太、歌わないの?」

押し黙った俺にサクラが
小さい声で呟く

「俺はイイや…なぁ、サクラ
聞いてくれねぇ?」

俺はサクラが握っていた
マイクを下ろした 

「やだ…」

サクラは俺を涙目で
見上げる 
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