一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第49章 煙の向こう側に笑みを(白布賢二郎)
あぁ…俺のアホタレ。
「どこからって…玄関開いてた
賢二郎の靴しかなかったし
入っておいでって事でしょ?
ねぇ…振られたの!
こっぴどく!!
いつもみたいに付き合ってよ
お酒…も、アッチも、ね?」
だろうな!
開いてるの玄関しかねぇし
開けたの俺だしよぉ!
ド正論に加え
嬉しさの欠片もないお誘い
「…オマエの為に開けてたんじゃねぇし
オンナ…来るから帰れ
もうそう言うの付き合ってやれねぇから
その…今のオンナが…かな、しむ…つーか…」
しどろもどろになりながらも
ナナの身体を押し返すと
「…なぁに?賢二郎ってば
彼女出来たんだ…以外~!
どんな子?可愛い?キレイ?ねぇ?
でも、私よりは美味しくないでしょ?
私達身体の相性すごいピッタリだったし…ね?」
驚きながらも
押し返された身体をすり寄せ
「彼女なんてらしくないよ
また面倒な事言われて別れるだけだって。
それより…慰めてよ
おちゃらけてる様に見えるだろうけどさ
心は凄く傷だらけなの…
賢二郎…お願い…」
潤んだ瞳で俺を見上げてくる