一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第49章 煙の向こう側に笑みを(白布賢二郎)
「次は太一。
同期で苦楽を共にした仲間だし
大抵の無理は今までも
優先して聞いて来てる。
太一も賢二郎の毒舌に全く怯まないし
なんなら言い返すし
賢二郎の数少ない親友だよネ、太一は」
ニコニコ笑いながら
また指をカクンと折る
あの毒舌に言い返す!強者かよ!
数少ない…は、聞かなかった事にしよう。
牛島さん、太一さんと来て
残りはまさか…
「分かった?そう、俺!」
ヤッパリ!!
でもなんで?!
同じ先輩なら瀬見さんだって
そうなのに…まさか、弱味でも
握られてるとか…
「コラコラ。
俺が弱味握って脅す様な悪人に
見えるのかなーー?
賢二郎の相談は色々乗ってるんだよ
頭の上がらなさで言えば
若利くんよりチョット上だよネ」
考えを読まれた事に
驚き空いた唇に
残った中指が押し付けられ
「だからさ。
相談役にも呼び出し役にも
俺のが適任~ってな?」
細い目が更に細く弓を描く