一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第49章 煙の向こう側に笑みを(白布賢二郎)
意地を捨て縋った後だけに
先約の出現が憎らしい
今日は退いてよテンドーサン!
ご飯くらい二人ならいつでも
行けるでしょ??
帰れ~帰れ~…!
瀬見さんの背中に隠れながら
テンドーさんに念を送ってる私を他所に
「そ、そうだっけ?!
つーか、ヤバミってなんだ!?
俺は別に何にも疚しいことは…」
「へぇーー?
じゃあ何のつもりで
賢二郎のオンナ連れ込む気で
いるのかナ?」
「ば、ばか!連れ込むとか
そんなんじゃねぇから!
ただ、話を聞いてだな…」
「話を聞くー…だけで済む?
それ以上の事しないって
言える?ゼッタイニ?
"ウサゾウ"ではそんな事ならないよネー?」
二人がコソコソと何か話し合ってる
ウサゾウ?そんな事?なんの事??
って!ノンビリ静観してる場合じゃないっ
この強敵(テンドーサン)から
瀬見さんを死守しなくちゃ!
グッとお腹に力を入れ
戯れ合う二人を見てた背中の後から
思い切って足を前へ踏み出した